ホテル・旅館・病院などの業務用リネン資材や業務用繊維製品を取り扱っています

リネンサプライヤー企業様へのご案内

053-433-6311(平日9:00-17:00)

お問い合わせお問い合わせ

お役立ち情報ブログ

  1. 株式会社白木屋 ホーム
  2. お役立ち情報ブログ
  3. 海外製よりもむしろお得!?国産浴衣を選ぶメリットとは!?

2023/09/15 製品紹介 海外製よりもむしろお得!?国産浴衣を選ぶメリットとは!?

古くから弊社のおひざ元でもある浜松では、旅館やホテル用の寝巻き用浴衣製造が盛んでした。

しかし、人件費の安い海外製に少しずつシェアが移っていき、

今では安価な外国製浴衣のシェアが大きくなってしまいましたが、

その反面、総合的に考えるとむしろ国産浴衣の方がコストを抑えられる場合があることをご存じのお客様は、

今でも熟練の職人さんたちが作る、国産浴衣をあえて選んで下さっています。

 

国産浴衣の特徴

かくいう弊社も、かつては「浴衣の織元として創業した」という歴史を持ち、

国産浴衣への思い入れが強いのですが、

今回はあえてひいき目なしに特徴を紹介させていただきます。

職人さんの技術

いまだに根強く選ばれ続けている国産浴衣の魅力は、何といってもその品質の高さです!

熟練の職人さんによって染色・加工された浴衣は、染料の定着具合や耐久性が違います。

染料の性能を引き出した方法で染められているので、発色と染色堅牢度が高いです。

中国製の柄は”黒”っぽく見えることが多いですが、国産品は昔ながらの”てつ紺”がはっきりと表現されるため、

あえて国産品にこだわるお客様もいらっしゃるほどです。

 

また、海外の縫製技術も十分高くなりましたが、国内の縫製はやはり今でもトップレベルの技術です。

小さな差ですが、縫製部分の厚みを逃がすように縫製をする等、熟練の技術が詰まっています。

  

メイドインジャパンの魅力を感じながら、ホテル旅館で長く使っていただけるので、

長期的にはコストが抑えられる場合があります。

 

定番柄の在庫

昔からなじみ深い定番柄の在庫があることは、

導入ハードルを下げ、運用してからもストレスを減らしてくれます。

インバウンド観光客の増加に伴い、改めて日本風文化の魅力が高く評価されており、

新しいトレンドとして、和の文化を強調する新設ホテルがたくさんあります。

そんな中、日本独特な和の雰囲気が感じられる定番柄は、インバウンド旅行客からも人気があり、

トレンドとも相まって需要が高まりつつあります!

今こそ、ぜひメイドインジャパンの浴衣の魅力を再認識していただき、

インバウンド観光客へのアピールポイントとしてはいかがでしょうか?

 

国産浴衣のメリット

現在では比較的安価な中国産浴衣等、海外製の浴衣も増えており、

それぞれにメリットがあるため、使い分けはとても有効だと思いますが、

国産浴衣のメリットとしては、以下のことが挙げられます。

①染色堅牢度が高く、色落ちしにくい

国内工場では染色時の堅牢度が高い「ディクセル方式顔料プリント」で染色しており、色落ちが少ない為、

業務用洗濯での繰り返しの洗濯にも耐えられます。

後工程と呼ばれる、染色後に行う技術が優れているため、

洗濯・乾燥時の高温での仕上げにも耐久性があり、長く使っていただけます。

また、”てつ紺”色がきれいに表現されるのも国内の熟練職人さんたちの技術を物語っています。

②定番柄を多様なサイズ展開で在庫

絣柄や吉原つなぎといった昔ながらの定番柄を在庫で持っており、

急な納期や少量の補充時も安心なため、気軽に導入を始められます。

サイズも小寸から特大寸までご用意しておりますので、大柄なインバウンド観光客が宿泊される場合も安心です。

在庫品だからこそ10枚程度の小口対応も可能で、

古くからの加工工場が周りにたくさんありますので、

旅館名やロゴをプリント・刺繍等のオリジナル加工も承ります

③為替の影響を比較的受けない

為替状況が円安傾向にある昨今は、海外製よりも相対的に安価になる場合もあります。

海外製だからといって、必ずしも安いとは限りません。

④小ロットで作製可能

国産の場合、約100枚~(サイズ込み総数量)作製可能なので、

予算に応じて初期コストや補充コストを抑えることが出来ます。

海外製の場合、少なくても約300枚程度~となりますので、

近年増加するスモールラグジュアリーホテルなどでも導入可能です。

⑤生地を3種類から選べて取り回しがしやすい

3種類の生地巾(小巾・二巾・三巾)から選ぶことができるので、

価格や作製数量、デザイン等にあわせて最適な生地から作製することが出来ます

※小巾(こはば)は日本独特の生地巾の生地であり、海外ではほとんど使われておりません。

生地巾:約36cm。(浴衣や着物の反物をイメージされると分かりやすいと思います。)

海外製では、三巾(生地巾:約112cm)や生地巾:150cmの生地を使うことが多くあります。

 

オリジナルデザインもお任せ下さい

「定番の柄ではホテルの雰囲気に合うか不安」というお客様は、オリジナルの柄の提案も可能です。

旅館やホテルのロゴや御名前を入れたり、地域に関連したモチーフなど(県や市の花や風景など)を柄に取り入れ、こだわりを表現することも可能です。

弊社では、お客様からの要望(柄のイメージ・色など)をヒアリングさせていただき、それらを図案化し提案させて頂いております。

業務用浴衣には独特のデザインの決まりがあるため、専門のデザイナーが要望をくみ取ってデザインを作成いたします。

 

まとめ

弊社があります静岡県浜松市は、昔から浴衣の産地として繊維産業が盛んな土地でした。

花火大会やお祭りなどで着用する浴衣から、旅館・ホテルなどで使用する浴衣(寝間着)まで様々な浴衣が作られており、

弊社も国産のブランドを守り、残していきたい気持ちはもちろん、

メイドインジャパンブランドは揺らがない1つのステータスだというプライドもあります。

海外のお客様にも広く知れ渡っている「メイドインジャパン」のクオリティを実感し、

満足して日本を好きになってほしいと思います。

最近は少なくなってしまいましたが、

温泉街を浴衣で歩き、外湯を楽しんだり、食べ歩き、散策を楽しんだりと、

浴衣を着用する事でより楽しむ事ができる日本ならではの文化はたくさんあります。

海外のお客様にもそれらを味わっていただき、浴衣の魅力に触れてもらえる機会が増えたらいいなと思っております。