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2022/08/30 ホテルレビュー SDGs特化型ホテルのモデルケースになるのか?UDSグループ最新ホテル【all day place 渋谷】に泊まってみた

ホテル資材をご提案することが多い弊社では、

話題になっているホテルや、新しくOPENしたホテルなどに泊まって資材調査をしています。

その一環で今回は、SDGsへの取り組みが話題の最新ホテルについてレビューしたいと思います!

ホテル選びやサービス向上のため、

どのようなサービスを用意しているか気になっている読者さんは多いのでは?ということで、

今回は独断と偏見によるホテルレポートをお届けいたします!

 

施設詳細・アクセス

ホテル名:all day place 渋谷
住所:150-0002 東京都渋谷区渋谷1-17-1
URL:https://www.uds-hotels.com/all-day-place/

 

ホテル「all day place 渋谷」は、

まちに寄り添い、まちの魅力を発信することをコンセプトにしている「UDSホテルグループ」が、

2022年4月にOPENした新しいホテルブランドです。

UDSホテルグループはこれまでに、無印良品とコラボした「MUJIホテル」や、

新宿などの都心で新しい過ごし方を提案する温泉旅館「由縁」などをOPEN しており、

どのホテルも話題になっています。

 

パブリックハウス(酒場と宿場が一緒になったような施設)としての機能をコンセプトにしており、

1Fにはビアバーとカフェ、2Fはフロントとピッツァバーが入っていました。

4/27に新オープン!渋谷「all day place shibuya」は日常を楽しむ“いつもの”ホテル|るるぶ&more.

(写真引用:https://rurubu.jp/andmore/article/16449)

昨今の環境変化に伴って、欧米諸国の観光客を中心にSDGsへの関心が非常に高まっています。

all day pladce 渋谷は、そんなSDGsへの積極的な取り組みが特徴的で、

廃タイヤをリサイクルした繰り返し使えるsりっぱが用意されていたり、

アメニティも必要最低限なものだけ、

歯ブラシは竹製で歯磨き粉はペーパータイプと、サステナブルな物選びが徹底されていました。

そしてペットボトルドリンクを部屋に置かない代わりに、カラフェというポットを使って、

ウォーターサーバーから飲料水を補充してくることができます。

 

渋谷駅から徒歩5~10分ほどの位置にあり、

道玄坂やセンター通りとは明治通りを挟んで反対側にあるため、

夜中でも比較的静かで落ち着いた客層が多かったように感じました。

 

オリジナルの散歩ガイドを配布

訪れたまちの魅力を再定義して発信しているUDSグループらしい取り組みとして、

ガイドブックには載っていないようなローカルな魅力を味わえる、

お散歩用のガイドブックを毎月様々なクリエイターさんとコラボして発信しているそうです。

 

外観・周辺環境など

渋谷駅から徒歩圏内なので、コンビニや飲食店は道中や近辺にたくさんあるうえ、

ホテルの1F2Fにおしゃれな飲食店が入っているため、飲食に困ることはなさそう。

見出し画像

駐車場が近くにありますが、さすがに値段的に一泊停めるのは気が引けるので、

車移動にはあまりおすすめしません。

 

1Fのビアバーはタップバーになっていて、国内外のクラフトビールが楽しめます。

クラフトビールだけに価格は高めですが、

アルコール度数も3%~10%台まで幅広く取り揃えていて、

いろいろな味をお試しができるのでビール好きはもちろん、

苦手意識がある人も店員さんのアドバイスを聞きながら試してみるのも楽しいと思います。

 

室内・間取り・設備など

コンパクトルームという一番小さい部屋に泊まったところ、洗面台がベッドの横にあり、

あまり見かけない形で、限りあるスペースを最大限有効活用しているのが東京らしいなと珍しく思いました。

全体的にきらびやかというよりも、

木の材質をあえて残していたり、落ち着くグリーンが主体の内装で、

パブリックハウスを目指しているというコンセプト通りの、親しみやすい落ち着く室内空間になっていました。

 

部屋の位置にもよりますが、私の泊まったお部屋は目の前にオフィスビルがあるので、

カーテンを開けるときは残業のみなさまと目が合わないように気を付けてください。

 

バスアメニティは「APPELLES」というオーストラリアのブランド製品が採用されています。

とってもいい香りでした。

 

マグカップにホテルロゴが入っていたり、備え付けのお茶のパッケージがおしゃれだったり、

細かいところにこだわりが感じられます。

 


ここからは資材商社目線で気になった点をいくつかご紹介します

おしゃれな館内着

色や生地はあまりホテルでは見たことのない組み合わせで、

かなりこだわって選んだ背景が目に浮かびました。

上着は重みがあるしっかりした生地だったので、

パジャマの上下で、色だけでなく使っている生地も違うと思います。

リネン業者さんは仕分けや管理が大変そうです、、。

 

枕は4つ用意されていて過剰な印象

枕はコンパクトルームにも4つ用意されていましたが、

120㎝幅のベッドに4つもあるとベッドが狭くなってしまうので邪魔に感じました。

他の場所に寄せておくにしてもコンパクトな室内では置き場所がないため、

過剰サービスかなと思いました。

 


以下は多くのホテルに宿泊してきた筆者目線で気になった点です。

シャワーブース

コンパクトルームにはバスタブがなくシャワーブースのみで、レインシャワー付きです。

割と広々使えるので、シャワーだけで済ませる人にとっては特に問題ないと思います。

ただ、シャワー切り替えハンドルが左についているのが珍しい気がしました。

左にはたいてい温度切り替えハンドルがついていることが多いので、

シャワーを止めるときに間違えて、熱湯や冷水になる可能性があるので要注意です!

 

超薄型冷蔵庫

 

室内にあった冷蔵庫が究極に薄型で「いよいよここまで来たか!」と興奮しました。

500mlのペットボトルが3本程度入るサイズです。

 

SDGsへの取り組み

 

SDGsに積極的に取り組んでいるこのホテルでは、

歯磨きペーパーという紙状の歯磨き粉でプラスチックごみを削減していました!

ただ、歯ブラシはブラシ部分がスカスカで小さくて、正直磨きづらかったです。

SDGsに気を配りながら、使いやすい商品が復旧していけばいいなと思いました。

 

また、ホテル内にウォーターサーバーがあり、

部屋にあるポット(カラフェというらしい)に水をくむことができます。

ただ、ウォーターサーバーは1フロアにしかないので、

他の宿泊客と鉢合わせてしまったときや、夜のどが渇く体質の人は不便かもしれません。

 

感想

若者の街というイメージのある渋谷で、

「大人が集まる落ち着いた空間」という印象でしたが、

かといって敷居の高さを感じるわけでもなく、いろんな年代、国籍の人たちに開かれた空間でした。

実際、日中のカフェや夜中のバーには年代問わずいろんなお客さんが入っていて、

テラスで商談をしているビジネスマンもいました。

ホテルとしては正直不便に感じる点もいくつかありましたが、

いろんな人が訪れる空間だからこそ、

SDGsなどの時代に合わせた取り組みを積極的に取り入れているのだろうと思いました。

 

なかなか他には見られない新しい形態・コンセプトのホテルなので、

今後開業するホテルのモデルケースになるのか、注目していきたいと思います!

 

宿泊先に悩んでいる方や、ホテルのサービス向上を検討中の方の参考になれば幸いです。