2021/10/14 素材知識 番手とは?
「番手」というのは、糸の太さを表す単位です。
数字が小さいほど太く、数字が大きいほど細い糸となります。 これは、 「恒重式」 という計算方式を用いているためです。
恒重式とは、 一定の重さの物体を一定の長さまで引き延ばした時の細さで、 物の細さを表す方式です。
綿の場合は、 1ポンド(約453g)の綿の塊を、 840ヤード(768m)まで伸ばした際の細さを 「1番手」と表現しています。
この1ポンドの塊を、倍の1680ヤードまで引き延ばすと「2番手」 3倍の2520ヤードまで引き延ばすと「3番手」の細さとなります。
番手が大きい(細い)糸をつむぐ場合、 より長い・選び抜かれた綿繊維を必要とするため、 細い糸のほうが高価になる傾向があります。