2021/11/26 製品紹介 コスト削減で再注目!「アッパーシーツ」のメリットとは?デュベスタイルとの比較
ここ数年ホテルでは、真っ白で清潔感もあり、風合いや寝心地も最高の
デュベカバーが人気となり、デュベスタイルがホテルリネンの主流となりました。
宿泊者からの評判も良く、予約サイトで室内写真(ベッドメイク)を確認してから
予約するお客様もいるくらいです。
一方で最近、業務効率アップ・生産性アップ・コスト削減などのため、
ポリエステル製のベッドスプレットを導入して、
アッパーシーツへの入れ替えを検討するお客様が増えてきているんです!
この記事では、再び注目度が増しているアッパーシーツのメリットを解説しつつ、
ホテルやリネンサプライヤー様が資材を選ぶ際のポイントを紹介いたします。
いま改めて注目される理由とは?
なぜアッパーシーツの注目度が増しているかというと、
以下の大きな4つの要因がよく聞かれます。
①コストが抑えられる
当然のことですが、デュベカバーと比べてシーツは単価が安いので、
リネンサプライヤー様としては仕入れコストを下げることが出来ます。
また、乾燥効率や配送効率も良く、ランニングコストも抑えられます。
ホテル様にとっても、日々のリネンコストが下がるので経済的です。
②ホテルからの値下げ要請
コロナ禍である現在、観光産業はどこも苦しい状況です。
ホテルも極限までコスト削減の手段を探しているので、
洗濯費の値下げの打診があるかもしれません。
もちろんリネン工場も稼働率が下がり経営は同じように厳しい状況で、
そのまま受け入れることは難しいため、
一つの提案としてアッパーシーツでの運用を勧めるケースがあるようです。
ホテル側にとっても、ベッドメイク作業が楽になり、
軽量化や省スペース化ができるなど、業務面でのコスト削減が期待できます。
③人手不足、職場環境の改善
コロナ前にはどのリネンサプライ工場様も例外なく、人手不足に頭を抱えておられました。
デュベカバーと比べて、シーツは軽くて体積も半分ですみますので
効率的に洗濯作業・集配作業ができ、工場を省人化できます。
また、保管場所も1つにまとめて省スペース化されるので、
棚卸などの作業が楽になり、導線が広がるなど、
職場環境の改善やミスの抑制も期待できます。
④様々な柄のラインナップが用意されている
ポリエステルの生地は柄や色展開が豊富で、
室内の雰囲気に合うよう、デザインがたくさん用意されています。
パステルカラーやダークカラーなどの色から選べるのは、
ポリエステルならではのメリットです。
他ホテルとの差別化や、室内の印象を決めるインテリアの一つとして、幅広い提案が可能です。
デュベカバーとアッパーシーツのメリット・デメリット
上記でアッパーシーツにするメリットをいくつかあげましたが、
それでもデュベカバーが人気で現在主流となっているのには、それだけの理由があります。
参考までにメリット・デメリットを挙げてみました。
どちらの資材が向いているのかは、 ホテル様がどの客層をターゲットにしているか?を中心に
工場の考え方や、規模などの条件で様々だと思います。
参考程度に検討の材料としてください。
L=リネンサプライヤー/H=ホテル
デュベスタイル | アッパーシーツ | |
---|---|---|
メリット | L:ホテル単位の売り上げ金額が大きくなる H:清潔感ある白がゲストから人気 H:ベッドメイク毎に洗濯をするので、常に清潔 H:初期コストを抑えることが出来る H:どんなお部屋にも合い、雰囲気を邪魔しない |
L:洗濯効率がよく、ランニングコストが抑えられる L:資材の統一化で管理コスト・資材費が抑えられる LH:デュベカバーと比べて軽量で省スペース H:ポリエステルの生地は色や柄が豊富でデザイン性が豊か H:ベッドメイクがしやすい |
デメリット | L:資材費が高い L:シーツよりも乾燥コストがかかる LH:シーツよりも重く、体積が大きい H:シーツよりもベッドメイクの手間がかかる |
L:継続的な売り上げが目減りしてしまう H:寝心地がデュベカバーに劣る H:ポリエステル生地の衛生面に気を付ける必要がある |
同じセミダブルベッド用のシーツ(203×300㎝)とデュベカバー(185×220㎝)でも、
同じくらいの大きさにたたむとこれだけ厚みに差があります。
選択肢の一つとして改めて注目
競争の激しいホテル業界で差別化を図るための手段として、
あえて象徴的なデザインのベッドスプレットを取り入れるホテルもあります。
それでも「アッパーシーツでは寝づらい」 といったイメージを持っていらっしゃる宿泊者も一定数おりますので、
ホテル様のご要望や狙いによって提案を分けていただくのがいいと思います。
白木屋では、ポリエステル生地・デュベカバー生地どちらも導入実績がありますので、
お悩みのお客様は、是非お気軽にご相談ください。