2022/03/28 トレンド情報 中国工場の現状レポート
現在中国からの荷物の納期が全体的に遅延傾向にあり、
必要な資材が届かないことでお客様には大変なご迷惑をおかけしております。
この記事で現状を少しでもお伝えできればと思います!
<なにがおきているの?>
弊社では中国に提携する製造工場があり、業務用リネン資材はほとんど中国の工場で製造しています。
その中国で今、オミクロン株のコロナウィルスが猛威をふるっており、
中国はこれを徹底的に封じ込める「ゼロコロナ政策」を続けているため、
陽性者が出た地域では厳しい外出制限を強いられています。
弊社の工場がある山東省地区でも、3月4日に5人の新規感染者が確認されてから、
~3月21日までに新規感染者が2482人確認されており、
厳しい隔離や封鎖管理のため、工場を稼働できない状況が続いています。
また、繊維産業の中心地である山東省や河北省の一帯だけでなく、
吉林省の自動車工場が営業を止めざるを得なくなるなど、
様々な産業へ大きな影響が生じています。
<直近の状況>
広東省の一部では厳しい制限が効果を発揮し、感染が抑えられたとして
感染対策は徹底しながらではありますが、生産活動を再開した企業もあるそうです。
しかし、中国全体としては新規感染者数は未だにピークアウトしておらず、
いつロックダウンが解除されるのか全く予想ができていません。
*中国全域 ⇓
弊社の協力工場がある山東省では、ピークアウトの兆候が見られますが、
これもいつから工場が通常通り再開できるかなどはわかっていません。
*山東省内 ⇓
各製造工場が所在する地域、場所によって、
管轄する省政府の指示に従いながら経済活動をせざるを得ないため、
弊社の提携する工場でも、各社によって対応は様々で、
徐々に稼働している工場、いまだに再開のメドが立っていない工場があります。
<まとめ>
ある弊社提携工場では、
「工場従業員全員のPCR検査にて陰性確認が取れた為、工場を再開しました」と連絡がありました。
しかしながら、地域ごとの封鎖は引き続き続いているようで、
市や地域を跨ぐ移動などには制限がかけられている状況のようです。
幸いにも、日本への商品搬送の要である「港が封鎖される」という最悪のケースにはなっていないので、
中国での「ゼロコロナ政策」の対応効果の経過を見守りつつ、
各工場の対応に委ねるしかないのが現状です。。。
商品製造の大半を中国にお願いしている我々としても、
1日も早い経済活動、工場操業の開始を願うばかりです。
参考:https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/03/aa7eff25308b9799.html