
2026年 新年のご挨拶
拝啓 新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素より株式会社白木屋をご愛顧賜り、心より御礼申し上げます。
昨年2025年を振り返りますと、大阪・関西万博の開催、インバウンド需要の本格的な復活、そして円安トレンドの継続に伴うインフレと、観光・宿泊業界にとって大きなうねりの一年でした。
ホテル・旅館・民泊施設様をはじめ、現場では新規参入事業者も増えるなか、客室稼働の最大化、人員のやりくり、コスト上昇への対応など、多忙を極めた一年であったと実感しております。
一方で、2026年は、これまで以上に「人手不足」という構造的な課題が顕在化する年になると感じております。
現場の最前線では、なおも60代・70代の大先輩方がシフトを支えておられ、そのご尽力に頭が下がる思いである一方、世代交代や働き手の確保は待ったなしのテーマとなっています。
外国人労働者の一層の活用や、業務の標準化・省力化は、「やるか・やらないか」ではなく、「どのように取り組むか」を考える段階に入っていると、皆さまとのお話を通じて肌で感じております。
このように、追い風と向かい風が同時に吹くのが、私たちの業界の常でもあります。
これまでもリーマンショック、東日本大震災、そしてコロナ禍と、幾度も厳しい局面をくぐり抜けてきました。
その中で、私がお世話になりましたリネンサプライのお客様の言葉として、私の心に深く残っているものが二つあります。
ひとつは、
「利益は工場に落ちている」
という言葉です。
工場を持ち、生産機能を備えるリネンサプライ業は、お客様に寝具・リネンを過不足なく、途切れなくお届けすることが生命線です。
工場内の導線設計、人員配置、熱効率やエネルギー効率の見直しなど、「足元のオペレーション」を磨き込むことこそが、利益を生み出し、ひいてはお客様への安定供給・品質向上につながるという教えです。
当社白木屋も、自社工場こそ持ちませんが、仕入・品質管理・物流・在庫運用・問い合わせ対応といった日々の業務の一つひとつを、「私たちにとっての工場」と位置づけています。
一足飛びの成長や流行に飛びつくのではなく、足元をしっかりと固めること。
お客様の現場にとって本当に役立つ商品・サービスを、安定的に、ムリ・ムダなくお届けすること。
この基本を、あらためて2026年の白木屋の行動指針として大切にしてまいります。
もうひとつは、あるリネンサプライ企業の経営者の方の言葉です。
「資源は有限でも、人が生み出すエネルギーは無限である」
資源に乏しいと言われる日本が、世界でもトップクラスの社会・インフラ・サービスの水準を築いてきたのは、人が知恵を絞り、工夫を重ね、仲間と力を合わせてきたからに他なりません。
この言葉は、厳しい環境に直面したときにこそ、私たちを前向きにしてくれる、強い励ましだと感じています。
私自身には、こうした含蓄ある言葉を生み出す才覚はありませんが、業界の諸先輩方が残してくださったこういった言葉に勇気をもらいながら、社員一人ひとりが互いを励まし合い、前を向いて歩んでいきたいと考えています。
そして何より、そのエネルギーを、お取引先の皆さまの「現場の課題解決」と「お客様満足の向上」にしっかりとつなげていくことが、白木屋に課せられた役割だと受け止めております。
2026年、当社は以下の点を特に意識して取り組んでまいります。
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現場の省力化・標準化につながる寝具・リネン商品のご提案
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需要変動への対応を踏まえた、安定供給と在庫運用のご支援
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新規開業・リニューアル案件における、導入設計段階からの伴走支援
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パートナー各社との連携強化による、品質・コスト・納期の更なる安定化
派手さはありませんが、一つひとつの案件で「白木屋に頼んでよかった」と言っていただける回数を、今年も着実に増やしていきたいと考えております。
本年も、株式会社白木屋は、お取引先の皆さまとともに、観光・宿泊業界および医療・福祉業界の持続的な発展に微力ながら貢献していく所存です。
引き続きのご指導ご鞭撻を賜りますとともに、本年が皆さまにとって、希望に満ちた実り多い一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。
敬具
2026年1月吉日
株式会社白木屋
代表取締役社長 内山 浩