2023/02/15 ホテルレビュー 令和は、人手不足を恐竜が解決する時代?「変なホテル 金沢香林坊」に泊まってみた
皆さんこんにちは!
今回のブログは、省人化がテーマのホテルレビューです。
旅行代理店大手のH.I.Sグループが運営する「変なホテル」に宿泊してきました!
昨今のホテル業界からは、人手不足の声がよく聞かれます。
少子化の進む日本ではホテル業界に限ったことではありませんが、
特にホテルでは、語学力を持ったスタッフの確保も課題の一つです。
変なホテルでは、他では見られない目玉ポイントがこれを解決しているので、
実際に泊まって調査してきました!
施設紹介・アクセス
金沢駅からはバス10分+徒歩2分
小松空港からリムジンバスで約1時間(徒歩有り)
車では金沢西インターより20分の位置にあります。
提携駐車場はないため、車の場合は近くのコインパーキングに停める必要があります。
周辺環境
駅からは離れていますが、兼六園や21世紀美術館など、
ホテルから徒歩15分圏内の観光スポットが沢山で、
「お昼時は近江町市場付近よね~。」と、
順路を考える段階で既に楽しくなります。
散策しての観光は、ガイドブックにない新たな発見も待ってます。
ホテル名:変なホテル金沢 香林坊
住所:〒920-0961石川県金沢市香林坊1-2-32
URL:https://www.hennnahotel.com/kanazawa-korinbo/
大通りから少し入った場所でしたが、光る看板を目印に到着できました。
植物のある玄関は、夜の移動の緊張感から解放してもらえます。
そして、ついに、今回の目的の方々とのご対面です。
2体でお仕事に励まれておられました。
左から、恐竜A・恐竜B・人(スタッフ)
恐竜ロボが窓口業務をしてくれていて、チャックインが少人数でもスムーズにできました。
全国旅行割のご利用者はスタッフの方が対応し、事前のお支払い担当は恐竜達です。
ロビーには、加賀友禅を模したプロジェクションマッピングが変化し続けているので、
恐竜⇔マッピングで目が忙しいです。
宿泊したのがちょうど年末でしたので、恐竜がサンタのコスプレをしていて癒されました。
恐竜A(赤帽子黒髪くん)・恐竜B(白帽子緑髪くん)と個性もあります。
クリスマスツリーなどの季節感は、出張族の方々には癒しですね。
お顔が前後に立体的なせいか、迫力を感じながらのチェックインになりました(笑)
「いらっしゃいませ。」からの案内は
日本語、英語、中国語と、、語学堪能な恐竜達が案内してくれます。
今後インバウンド旅行客が増加しても安心です。
室内
エレベーターを降りると「変なホテルマーク」が効果的に配置されており、
見やすい部屋案内に従って部屋に到着。
決して広くはない空間でしたが、必要なグッズが使いやすく配置されており、
スッキリとした洗面所。
鏡は奥行があり、開くとアメニティー棚になっており、
スペースを効果的に使っています。
床を一段高くした小上がりの上にベッドがあり、和を感じます。
土足厳禁でベッド周りは清潔感がありました。
必要な物をひとまとめにした、棚のみの縦収納です。
1階:冷蔵庫、2階:金庫、3階:ポットとコップ、屋上:電話とリモコン類と、
一か所にまとまっていて戸惑わなくて便利です。
以下はリネン商社として気になった点です
デュベカバー
シーツ、ピロケースは白無地の汎用品でしたが、
デュベカバーは波柄の生地が使われていて新鮮でした。
比較的珍しい印象的な柄なので、アクセントとして部屋にマッチしています。
タオル
バスタオル、フェイスタオルともに
「変なホテルマーク」のタグ付きで、オリジナル品でした。
薄すぎず、厚すぎず、ちょうど使いやすい匁でした。
布団、マットレス
マットレスは変なホテルオリジナルとのことで、
テレビのインフォメーションの中に、マットレスの説明が画像付きでありました!
コロナ明けも色々な流行病があると思うと安心です。
銀イオンは半永久的に効果がありますので、長期使用のベッドには向いているように思いました。
変なホテルさんのコンセプト「変わり続けるホテル」を体現する、
時代に合わせたアップデートが感じられるこだわりですね。
以下はホテルの特徴や泊まってみて珍しいと感じた点です
レディースルームのおまけ
金箔の名産地ならではの基礎化粧品トラベルセットがレディースルームにはついてきます。
金箔がしっかり見えて、肌に浸透していく感覚は贅沢です。
「気に入ったら購入してくださいね。」の割引券も付いていたので、
サービス品というより、お試しサンプル品の配布といったところですね。
地元PRとして他の店舗のサンプル品も配布して頂ければ、ホテル周辺を知る機会になりますね。
こんなところにも恐竜
「ガオー」と言いながら、ペダルを踏んで消毒しましょう。
こだわり満載の朝食会場
「和」を基調とした、金沢らしさ全開の雰囲気でした。
レストランの天井まで広がるのは水引のデザインとの事。
こちらのスタッフは2名のみ。配膳はセルフサービスで、調理と雑務に追われていました。
バイキングコーナーは透明な壁で料理が区切られており、
九谷焼の鮮やかなお皿が絵画の様に飾られていました。
省スペースに伝統工芸が散りばめられていて、レストランのアクセントになってました。
恐竜ロボのチェックアウト
「ありがとうございました。気を付けていってらっしゃいませ。」
そのあと、「ガオー」の雄叫びが大きくてビックリしたのですが、、
帰路の道中、良くないことが起きないように。と厄除けの火打石の様に感じました。
まとめ
期待していた省人化と、予想外の省スペース活用方を学んだ宿泊でした。
お会いしたスタッフはフロント1名レストラン2名のみで、
人手不足が叫ばれるホテル業界の中で、先進的な取り組みがされていると感じました。
ロボットは単純作業を効率化しながら、宿泊客に新鮮さとワクワクを与えますし、
スタッフはその分、人にしか出来ない業務に集中することで、
より素敵なサービスができているのだと思います。
宿泊客が困る事なくチェックイン・アウトを出来るように、
ロボットの力を借りる事はとても有効だと学んだ宿泊になりました!
また、スペースの有効活用をしている点として、
洗面台、金庫棚、見た瞬間に何がどこに有るかが分かる並べ方をされており、
広いホテルではテーブルに横並びの物が、縦収納されていました。
その分ベッドの床スペースが広く、メリハリのあるスペース活用で快適でした。
きっちりと並べるだけでなく、レストランの様に和の飾りで遊び心がある空間演出も良かったです。
これからの人口減少社会の中で、ロボットの長所を生かした働き方を、
「人」が作っていくのだと感じました。
各ホテル様毎に、様々な施策を練って課題を解決されていることかと思いますが、
弊社に培ってきたノウハウで、ホテル様やリネンサプライヤー様のお悩み解決をお手伝いいたします。
是非お気軽にお問合せ下さい。(お問合せはこちらから)