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2024/05/22 ホテルレビュー パールスターホテル熱海に泊まってみた!

人気シリーズ、〇〇ホテルに泊まってみた!

今回は話題沸騰でまさに熱い!熱海のパールスターホテルに宿泊してきました。

(パールスターホテル熱海HPより)

 

宿泊してきたのは令和6年3月。寒さも緩みつつあり、テレビを中心とした各メディアでは春休みの旅行特集の番組をよく目にするようになりました。

 

その中でも特に「熱海」は東京から近いことや(東京駅から新幹線で30分程度)話題の熱海スイーツ、海鮮グルメと話題豊富なことから特に人気があるエリアです。

 

熱海再生と呼ばれる近年の回復

 

熱海の宿泊客数は50年以上前の1969年度の宿泊客数532万人をピークに2011年は250万人と半減し、そこから盛り返してコロナ前の2018年度には309万人まで回復しています。(ちなみに熱海市の人口は3万4000人くらいです。)

今回訪れた「熱海パールスターホテル」はかつて1934年に開業し吉田茂元首相ら政財界の要人も愛した「つるや旅館」(2011年閉館)が2017年に香港系投資会社によって買収。その後、250億円もの巨額を投じて改修されたホテルです。

(パールスターホテルHPより)

 

グランドホテルの4つの収益の柱

 

今回、パールスターホテルを選んだ理由は、単純に話題のホテルに泊まってみたいという好奇心もありますが、歴史ある温泉街に外資系ラグジュアリーホテルはどのような運営をされているのか、体感してみたいという想いもありました。

 

星野リゾートの星野社長の言葉をお借りすると、いわゆるグランドホテルには4つの収益の柱があり、

 

それらは 1)レストラン 2)ブライダル ウェディング 3)宴会 4)宿泊

 

なのですが、各事業はそれぞれ別の競合と戦わなければならないと。

 

例えばレストランやブライダルは街の星付きレストランやハウスウェディングなど専門店と戦わなければならず、競合は専門性が高いのでホテルがそれらと伍して戦うのは難しくなってきています。

 

そして宴会は主に企業や各種団体の祝典などが想定されますが、コロナ禍でその需要はぐっと減り、これからも斜陽な市場であることが予想されます。

 

であるならば、これからのグランドホテルは宿泊に経営資源を集中させていくのではという意見を述べられていました。

 

そのような現場の実際を見るべく選んだのがパールスターホテル熱海です。

 

パールスターホテル熱海のレストランは充分に星が取れるレベル

今回のパールスターホテル熱海で一番の感動体験はローカルガストロノミー・シンフォニアでの食事です。このレストランはミシュランでもゴーミヨでも充分、星が取れるレベルだと思いました。(ちなみにミシュランは大人の事情があって、審査されるレストランリストに載らないとそもそも調査員が食べにいかないので、美味しければ必ず星が取れるというわけではありません。つまり星なしでも星レベルのレストランは日本中にたくさん存在しています。)

 

ローカルガストロノミーと呼ばれる地産地消をコンセプトとしたフレンチを頂きましたが、都内の星付きレストランと同等レベル以上の食事を楽しめました。(後で知ったのですがシェフはトワグロのロアンヌ本店などでの修行経験もあり、どうりでうなづけます)

 

特に伊豆鹿のロワイヤルは絶品です。ジビエは人の手で育てられているわけでないので、その個体が何を食べて育ってきたかで大きく影響を受けます。つまり、その鹿が育った環境が豊かであればより美味しいジビエとなる確率が高くなるのです。

伊豆鹿のロワイヤル フィレとレバーをともに味わえる 伊豆の豊かな自然が生み出す一皿

 

そのような意味で、ジビエは産地によって当たり外れがあるので心配していましたが、伊豆鹿を選んで大正解でした。

(それでもジビエが苦手な人には飛騨牛のチョイスもありますし、飛騨牛も絶品ですよ)

 

ワインに関してはペアリングコースもあり、税込み9900円ですが大変充実した内容でリーズナブルだと思いました。また、ムルソーやKENZOエステートといったクラスのワインがグラスでチョイスできるのもワイン好きにとって嬉しいのではないでしょうか。

 

ちなみにKENZOエステートはストリートファイターという格闘ゲームで有名なカプコンの創業者が1990年ころにカリフォルニアのナパで作り始めたワインです。最近ではなかなか手に入らないシンデレラワインとなりつつあります。グラス1杯100cc程度で5000円くらいから提供されていましたが、日本人の魂が込められた貴重なワインに会話もはずみ、これも感動体験になりました。

(KENZO ESTATE HP)

KENZOエステートがグラスでチョイスできる

 

このようにレストランに関しては街の星付きレストランと充分に戦えるレベルというだけでなく、ここでしか食べることができない伊豆鹿などのローカルフード(地元食材)を活かした食事を楽しむことが出来ます。フーディー達(美食家)がガストロノミー(美食)を目的にここを訪れるというレベルに既に達していると思いますし、まだまだ成長の途上でポテンシャルに溢れこの先も楽しみです。

 

パールスターホテル熱海にはフレンチだけでなく、寿司、割烹、中華も入店しています。温泉で疲れをいやした後にお部屋で少しおめかししてホテルのレストランで夕食をゆっくり楽しめるのはやはり贅沢ですね。

 

最高のロケーションとインフィニティバス(絶景露天風呂)

部屋は改修されたばかりとあって、とても綺麗で近代的な部屋でした。ドアをあけるとぱっと駿河湾が開けて気分も上がります。部屋に露天風呂もついており、好きな時にお風呂に入れるのもいいですね。朝風呂は部屋の露天風呂というのも贅沢な気分に浸れます。

 

大浴場は話題のインフィニテバス。露天風呂が駿河湾と一体となって、どこまでも続くような解放感です。そのほか、水素風呂、ドライサウナやミストサウナもあり何度も入りたくなります。館内着は和テイストの紬柄のような上下セットで動きやすく、さらっとした肌触りが良いです。

そしてお風呂に備え付けられているタオルは今治タオル。肉厚で肌触りと吸水力が抜群で、あのタオルは気持ちよかったと夕食の話題にもなりました。

 

(パールスターホテル熱海HPより:インフィニティバス)

 

食事のあとは部屋でゲーム大会を予定しており、任天堂スウィッチを持参していたのですがテレビとゲーム本体をつなぐケーブルを忘れてしまいました。フロントに相談するとすぐにケーブルをもってきてくれました。スイカゲームやマリオカートを皆で対戦して楽しみましたが、こうした部屋での過ごし方もいいですね。

 

 

ホテルロビーラウンジは超上質な熱海スウィーツ

熱海といえば熱海スウィーツ。熱海駅前ではプリンやパフェやら観光客で凄い賑わいです。ただ、行列の店も多く、立ち食いをせざるを得ないような場合もあります。並んで立ち食いをするほど、我々も体力に自信がなく、ゆったり座れる空間で食事前にちょっとだけ小腹を満たす上質なスウィーツなんてあったらいいなと思っていましたが、ここにありました。パールスターホテル熱海の1階はロビーラウンジになっていますが、驚くほど上質な季節のスウィーツが楽しめます。

 

チェックイン前にこちらのロビーラウンジでスウィーツとカフェを楽しむのもおすすめです。(そういえば、チェックインサービスで桜餅を頂きましたが、溶けるような軽い漉し餡が美味しかったです)

 

朝食は無料という設定

朝食はバイキング形式(ブッフェ)でしたが、これもまた地産地消の素晴らしいメニューの数々で本当に満足できました。朝食付きではなく、「朝食は無料」という案内があり、その設定なのは何故だろう?とは思いました。

無料という設定であれば、朝食が食べれなくても損したと思わなくても済みますし、食べればこれが無料!?という喜びがあります。ホテルにとっては後々、有料に変更もできるというオプションを残しているのかもしれません。

 

眺めの良いテラス席での朝食で一日をスタート

 

 

ジムやSPA 嬉しい仕掛けがたくさん

 

最近では毎日ジムに欠かさず通い体調管理をされている方が多いような印象を受けますが、実際、そのような方は出張や旅行であっても宿泊施設に自分好みのジムが併設されているかは宿泊先を決める大きな判断材料だと言われます。こちらのホテルには、スタジオやシュミレーションゴルフも備えた、ちょっと見たことがないような超本格的なジムが備わっていました。

 

(パールスターホテル熱海HPより)

また、SPAはアフターヌーンティー付きのスパトリートメントなど様々なコースが用意されていて、ヌン活しながらスパが楽しめるという・・まるで貴族のような体験ができます。大事な方へのプレゼントとしても頑張った自分へのご褒美としてもいいですよね。

 

まとめ

 

一つ一つが丁寧でこだわりのあるホテルで、少しでも長く滞在したい(連泊したい!)と思えるような設備とサービスが印象的でした。ランチ、カフェ、ジム、SPA、温泉、ローカルガストロノミーとチェックイン前からずっとこのホテル内で貴重な感動体験を過ごせるようなコンセプトはまたここに泊まりたいと強く印象を残します。(予約時にホテルに電話を入れて、コンシェルジュにいろいろと相談してもいいと思います。)

基本宿泊のみで朝食は無料、夕食はレストランを選んで別途予約するという流れです。価格に関しては今回は平日ということもあり、かなりリーズナブル(割安)であると感じましたが、認知度が上がるにつれ、この先の客室単価はまだまだ上がるのではないかと予想します。

 

おまけ ~熱海の夜に繰り出してみた~

 

夜の温泉街というのも、昼とはまた別の顔を持つ温泉街の魅力の一つです。何人か連れ立って繰り出してみましたが熱海の夜は人もまばらで、お世辞にも活気があるといった感じではありませんでした。あれだけ昼間は観光客でごった返していた街も、夜になるとスンとした落ち着き、ネオン街もだいぶ控え目のようです。そんな静かな熱海の夜も風情があって好きなのですが。(笑)

 

さて、熱海には老舗の渋いバーが何件かあることを知人から聞いていたので行ってみました。

老舗のBar ドクタースマグラー 糸川遊歩道近くで風情があります

 

店は若い人たちで満席、少し待つことになりました。ホテルでワインをしこたま飲んでいたので、ここでは地元産のイチゴを使った度数軽めのフローズンカクテルを頂きました。感じのいいマスターのお酒のうんちくを楽しく聞きながら飲む、フレッシュな苺カクテルはとっても美味しかったです。

(フレッシュイチゴのフローズンカクテル)

 

 

熱海、そして日本の温泉街の未来

昨今ではニセコの地価や物価の上昇が有名ですが、箱根や軽井沢、さらに最近ですと白馬でも地価上昇が始まっているようです。そしてこの熱海ですが、実は水面下では外資系ラグジュアリーホテルの進出が続々と決定し始めているようなのです。熱海はなんといっても東京駅から新幹線で約30分の好アクセス。仕事終わりに熱海で宿泊し、朝食をとってから都内に朝イチで出勤も可能なエリアです。不動産・金融界隈でも今のうちに熱海の別荘を!というような話もチラホラ出ているようで、その注目度はさらに上昇するのではないでしょうか。

(熱海駅前は観光客で活気に溢れています)

 

(沿岸エリアでは大規模な開発が進行中)

 

今後、特に外資系ラグジュアリーホテルの経営戦略としては、いかに宿泊客をホテル内に長く滞在(連泊)してもらい、「囲い込んで客単価を上げていく」か、に経営資源を集中されることが予想されます。

熱海の温泉街としては熱海駅前やホテルだけでない観光資源の面的展開で観光客を魅了していく必要がありそうです。地元の若手経営者のお話で印象的だったのは、熱海の昼の魅力、夜の魅力、ホテルでは出来ない(囲い込み切れない)感動体験を開発し、海上花火大会だけに依存しない観光地を作っていきたいとのことでした。日本の温泉街の未来を占うためにもこれからも熱海の温泉街から目が離せません。

 

参考

中国富裕層が担い手に、斜陽の国内温泉旅館-外国人所有が4割へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUIVQ5T0G1KW01

パールスターホテルHP
https://pearlstar.jp/

ローカルガストロノミー シンフォニア
https://pearlstar.jp/dining/sinfonia/

KENZOエステートHP
https://www.kenzoestate.jp/estate

星のリゾート星野社長